8/7 オモダカ

 


オモダカ 面高・沢瀉 オモダカ科オモダカ属

日本各地に分布し浅い池や湿地、水田、用水路などに生える水生植物。水田雑草として知られるが、緑色の葉と真っ白い小花の取り合わせに清々しさと涼感がある。よく似た種類にアギナシ、お節料理に用いる栽培品種のクワイがある。

真夏にひとときの涼感を誘う野の花といえば、やはりサギソウだろう。咲いている湿原には冷たい沢水が流れているかもしれない。花が揺れているのは、暑い暑いと思っても風鈴のようにわずかな風が吹き抜けている証拠かもしれない。涼を求める妄想は増すばかりである。そんなサギソウが咲く風景の色は、名もない夏草の緑とサギソウの葉の白だけ。

オモダカはまっすぐすっと伸びたイネの中で小さな白花を咲かせる。花形こそ鳥の鷺のようではないが、色の取り合わせはサギソウと全く同じである。農家には困りもの雑草だが、夏になると散歩でついつい見かけたくなる風景のひとつになっている。

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