8/15 タイマツバナ

 


タイマツバナ 松明花 シソ科ヤグルマハッカ属

アメリカ東部原産の多年草で、ガーデニングではベルガモット、モダルナの名称で知られる。日本へは明治以降に導入、昭和に観賞用やハーブとして普及し、現在は郊外の路傍や里山で野生化も見られる。和名は鮮やかな赤い花を松明の炎にたとえたのが由来。

10年ほど前、山野草栽培と渓流釣りを趣味にしている知り合いから、「鬼怒川の渓谷でこんな花が咲いていたんだけど、シソの仲間だと思うんだけど何かな?」と、写真を見せられたことがあった。園芸植物なので、手元の日本の植物図鑑の掲載はなく、不明だったのは無理はない。ところで、この花を見るたび私は火焔草の名前を思い出す癖があり、この時も松明花の「た」の字さえ浮かばなかった。どうして火焔草なのかというと、子供の頃に本で見た国宝火焔土器の縁と小花の凸凹の盛り上がりが同じように見えて仕方がないのだ。この変な癖は火焔草自体を肉眼で見て、実体験を積まなければ直せそうもないと思っている。

ちなみにカエンソウ(火焔草)は南米原産のアカネ科つる性植物で、日本へは江戸時代に持ち込まれたものの今は栽培する人はいないらしい。似た花として、マネッチアの名称で和名アラゲカエンソウを植物園などの温室で見られるという。

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