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マンテマ まんてま ナデシコ科マンテマゾ属

ヨーロッパ原産の一年草。江戸時代に観賞用として持ちこまれ、現在は本州中部以南の市街地、海岸、河川敷などに広がっている。茎は横に這い分岐して立ち上がり、株立ちのように見える。花はサクラマンテマに比べてだいぶ小さいが、丸い暗赤色と白い縁取りのコントラスト目立ち、とても可愛らしい。和名は持ち込まれた当時のマンテマンという名前の略とされている。

マンテマといえば、北海道と樺太のチシママンテマに北海道と千島のチシママンテマ、アポイ岳固有のアポイマンテマ、さらに本州に渡ってアオモリマンテマ、南アルプスのタカネマンテマ、四国へ渡ればテバコマンテマがある。これら寒冷地や高山の種類の和名もとが帰化植物とは驚きだ。北海道開拓は明治以降だし、江戸時代に山岳信仰登山はあっても当時の日本人は高山や寒冷地の植物にはあまり興味を持たなかったと思われる。こうした和名の植物は、すぐには思い浮かばないが他にもあるかもしれない。

ところで、略元のマンテマンとは? ネットで見ていくとムギセンノウの属名Agurostemma説などがあるが、どう発音すればマンテマンになるのだろうか? 私は読めない。さらに言えば、持ち込んだのはどこの国の人だったのだろうか? 疑問は広がるばかりである。

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