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サンショウバラ 山椒薔薇 バラ科バラ属

箱根~富士山周辺に分布する日本固有種で、低地では5月中旬、自生地では6月上中旬に開花する。花色はピンクだが、濃淡に幅がみられる。和名は小葉がサンショウに似ることが由来。

自生のサンショウバラを見るため、標高1000m弱の不老山へ出かけたのは20年近く前の今頃だった。静岡県小山町側の登山口から尾根まで整備された林道を、そのあと、高さ3mばかりの1本目の樹まではそう時間はかからなかった覚えがある。情報通りに開花したばかりの花から蕾までまだまだたくさんあった。ピンクの花びらが緑の草の上に散り始めてはいたが、落ちた花弁も枝先の花もそれは美しかった。山頂で数本の樹を前に休憩していたところ30分もしないうちに遠くで雷がなり始めた。もっとゆっくり見たかったが、無くて困るがこの三脚さえ無ければ落雷の心配なしで、あと30分は山頂にいられたかもしれないと残念な気持ちで下山した。

最近、ローズガーデン用の園芸種とは別に、原種バラの純白のナニワイバラを市街地の庭で見かけるようになった。しかしサンショウバラを見ることはまだない。ハマナスやノイバラのような棘はなく、放置しても樹姿も暴れず、タネからでも発芽するので個人的は庭木としてもっと親しまれてもいいのにと思っている。

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