5/15 ジュウニヒトエ

 


ジュウニヒトエ 十二単 シソ科キランソウ属

本州・四国に分布しやや乾いた林内に生える。茎が数本立ち、高さ20㎝程度で全体に毛が多い。和名は花が重なって咲く様子を女官の十二単に例えたといわれる。

栃木県央に私の住む周辺の野山にはジュウニヒトエの自生が少ないようだ。このコーナーでの紹介基本種としたかったので、この春からだいぶ気にかけて歩いていたが見つからなかった。4月に湘南山草会さんへ出かけ折に、会員さんに尋ねてみたところ、県の山際に行けば群生もあるとのことで、知り合いから送られてきた動画を見せていただいた。私が撮影できたのは、結局ゴールデンウィーク明けの先日、しかも隣県にある自然園だ。おそらく植栽がもとの株だろうと思われる。

ジュウニヒトエとは裏腹に、昨日のツクバキンモンソウは私の周辺では林でよく見かける。ところでこのツクバキンモンソウだが、種類の存在を知らなかった20年ほど前まで、ジュウニヒトエと勘違いしていた。花色が濃いのは個体差で、紫色を帯びた葉の色はヨモギやタンポポの冬のロゼット、ハルノタムラソウの越冬葉のように暖かさとともにそのうちに緑が復活し、茎数が少ないのは成長が進むと数本も立ち上がるに違いない。なんとも恥ずかしい思い込みだった。



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