ミドリハコベ 緑繁縷 ナデシコ科ハコベ属
日本各地に分布。雄しべは5~10個。在来のハコベで、市街地や畑などでは帰化植物のコハコベの方が一般的になっている。コハコベの記録は1922年とされるので、古くからの春の七草のハコベは本種とかも知れない。
本種の撮影にはだいぶ苦戦を強いられた。昨日紹介のコハコベとは図鑑だとタネの突起の状態で区別できるらしいが、散歩ではどうも現実的ではない。ネットでタネを取りよせて並べて栽培して開花を見比べるのも、はてさてである。2種の違いのもう一つの糸口は雄しべの本数だとわかった。コハコベは1~7本。ミドリハコベは5~10本だという。つまり、机上では雄しべが8・9・10本なら確実にミドリハコベとなり、毛がどうしたとか、突起の具合がなんてことも考えなくても済むらしい。ということで、2月頃からこれはという花を見た時は、一輪摘んでは時々数えていた。しかし、この確認作業も老眼の目には面倒このうえなかった。携帯用ルーペを用いるが葯が無いとか、日差しの加減で数えずらい。
苦戦が続くこと約2か月。結局、住まい周辺の路傍や田畑の畔はどれも帰化植物のコハコベだけだった。そんな中、撮影できたのが上の写真である。場所は、カタクリを見に出かけた自然公園の林道。林道はアスファルトだが、すきまに出ていたハコベの葯がわずかに混み合って見えた。
ミドリハコベは、コハコベよりやや高めの自然度を好むようだ。
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