3/15 アリアケスミレ アケボノスミレ

 


有明は夜が明けても月が残っている空
アリアケスミレ 有明菫
本州・四国・九州に分布。和名は、濃色から白花まである花色の特徴を明け方に変化する空の「有明」にたとえたもの。花測弁元は有毛、葉柄に翼がある。

似た植物には違いを示すために、発見した地名や発見者が尊敬する人の氏名などを先に追加する場合が多いように感じる。アリアケスミレの和名を私は以前、勝手に九州の有明海に関係するすみれだと思っていた。ところがところが本来の由来は、月の残る明け方の有明だと知った。花色は真っ白ではなく、かといって淡い水色とも言い難く、空の変化にも感じる。この花に早朝の変化する空をはせた人とはいったい…。学名の後ろにヒントが記されていた。ともに明治生まれで、一人は戦後小石川植物園園長を務めた中井猛之進氏、もう一人はその弟子と思われる前川文夫氏である。
雅やかさを持ったお二人の植物感覚に少しでも近づきたいと思うのだが、この歳になってだいぶ高い下駄をはいても及びそうもない生活にはもう自嘲するしかない。


曙は日の出直前の淡い紅色の空。暁、東雲ともいう

アケボノスミレ 曙菫

本州・四国・九州に分布し山地に生える。和名は花色をを日の出直前の東の空色をたとえたもの。花は丸形の大きめで、スミレサイシンのように葉より先に展開する。色は淡紅紫色、側弁元の毛はあるとは限らない。

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